設置工事にかかる時間は?業務用エアコンを導入するときの流れも徹底解説!
業務用エアコンの導入時、いくつかの問題に直面することになるでしょう。その中に、設置工事にかかる時間があげられます。管理者は業務の妨げにならないよう、工事を調整しなくてはなりません。この記事では、工事時間について詳しく説明をしていきます。導入時の流れから解説するため、全体を把握したい人はチェックしてみてください。
業務用エアコンを導入する流れ
それでは業務用エアコンを導入する時はどのような流れになるのか、初めの段階から順に説明していきます。
相談・現地調査・本見積
まずは、業務用エアコン工事業者へ相談しましょう。具体的には、どのエアコンにするかを決めていきます。業務用エアコンは種類が豊富です。そのため、どれにしたらよいかわからない場合は、専門業者に相談するとよいでしょう。工事業者のホームページによっては、事前の無料見積もりフォームで不明点を記入できます。その際、建物自体の広さなどを把握しておくとスムーズに進むでしょう。
工事業者は依頼主が相談した情報をもとに、現地調査する必要があります。業務用エアコンはただ天井などに設置すればよいわけではなく、配管工事なども必要でしょう。場所により追加工事が発生する場合もあるので、この段階でしっかり見てもらえば、後から追加見積となることを防げるでしょう。
また機能性ももちろんですが、エアコンを目立たせずスタイリッシュな空間にしたいなど、要望は抜けもれなく伝えておくと、それをふまえて提案してくれるでしょう。現地調査が完了したら、いよいよ本見積です。金額が予算とあっているか確認するのは当然ですが、ほかにも大切な確認事項があります。それは、保証体制です。管理者は、今後故障した場合のリスクまで検討しておく必要があるでしょう。そのためメーカー保証だけでなく、アフター体制がどうなっているのかも確認してください。
契約・支払い・工事日の確認
見積内容に問題がなく、安心できる会社だと納得できたのであれば、契約をしましょう。この時点で、代金支払いの話になることがあります。支払方法は工事業者によってさまざまですが、カード決済のほか、リース、ローン契約ができるため、自分がどう支払っていきたいか考えておくと順調に話し合いが進みます。
ここまで完了すればあとは工事に進むのみですが、工事調整も非常に重要です。たとえば新店舗オープン前であれば、確実にオープン前に終わるようにしなくてはなりません。依頼主の工事立ち合いも依頼されるケースがほとんどです。この時点で日程を細かく相談できれば安心できます。
施工開始・試運転
相談した内容をもとにして、いよいよ工事開始です。ここまで腰を据えて打ち合わせをしてきていれば、プロに一任できます。しかし、いくら打ち合わせをしても実際工事をしてみたら、追加見積が発生してしまう場合もあるでしょう。その際はどうなるのかプロに説明をしてもらい、無事に納得のいく工事ができるようにしていくとよいでしょう。工事完了後は試運転まで行い、きちんと稼働しているか一緒にチェックすると安心です。
業務用エアコンの設置が終わるまでの日数
業務用エアコンの設置を検討するにあたって、どのくらいで設置完了するのか知っておけば、検討段階である程度計画を立てることが可能です。依頼する工事会社や、どのような契約をするかで若干変わってくるでしょう。工事会社が在庫をもっている場合は、スケジュールが合えば最短翌日でも着工できます。
一方、契約のたびに発注をかけている場合は、4日以上はかかるでしょう。設置する機器が届くのを待つ必要があるためです。時間が足りないことがわかっているのであれば、ここは事前に確認するべき部分といえるでしょう。そのほかリース契約をする場合は、通常の日数とあわせてさらに1日追加でかかります。工事会社だけでは完結できず、信用審査が必要になるためです。
業務用エアコンの設置工事にかかる時間
工事の日程は決まったが、どのくらい時間がかかるのかという疑問は出てくるものでしょう。もし顧客が来店するような店舗だった場合、エアコン工事することで妨げになってしまう場合もあるため、事前の確認は必須です。そこで、平均的な時間を確認しましょう。どのタイプのエアコンを設置するかで、時間が変わってきます。基本的にどのタイプでも、1日で完了する場合が多いようです。
一番少なく済む可能性がある「壁かけ形」は2~3時間で完了するでしょう。天井の中にエアコンを埋め込む「ビルトインタイプ」が一番時間のかかるもので、6~8時間です。注意点としては、エアコンの数が増えると、先ほどの時間×台数となります。そのほか、高所の場合はさらに時間がかかることもありますが、平均時間だけでも把握しておけば、工事に関する対策を立てやすいでしょう。
業務用エアコンは、建物を管理していくうえで欠かせない設備です。今回は、導入までの流れや実際の工事時間を説明しました。その中で、導入には工事会社の力が必要になるものです。今回説明したことを念頭においておけば、工事会社の選定にも役立てることができます。快適な空間作りを、あなたの選んだ工事会社と共に作っていきましょう。